【内定獲得】まさかの内定辞退、管理栄養士の児童福祉施設での就活体験談
私の就職活動で2ヶ所目(内定獲得)に採用試験を受けた児童福祉施設についてです。
この施設からも、ありがたいことに内定をいただくことができました。
もう1つ別の施設からいただいていた内定をお断りし、こちらの施設からの内定を受理しました。
しかし、業務内容を引き継ぐために参加した研修初日(1月下旬)、思いもよらない展開が起こり、、
この施設からの内定は辞退することになりました…。
内定を辞退するに至った経緯や理由、面接内容などについて私の就活談をお話ししたいと思います。(管理栄養士養成校2018年卒)
管理栄養士、栄養士として就職/転職を希望される方、また興味のある方の参考になればうれしいです。
ぜひ最後までお読みください◎
施設の特徴
社会福祉法人の経営によるものでした。
0~18歳まで、約30名が暮らしていました。
業務内容
栄養士としての仕事+調理場での調理ということでした。
調理場は、調理師2名、パート1名という構成でシフト制の勤務でした。
また、月に4回宿直勤務がありました。
献立作成、発注業務、書類作成など(前任の栄養士さんから引き継いで4月から1人で)
平日は朝食と夕食、休日は朝食、昼食、夕食を子供30名+職員15名
採用条件
雇用形態 | 正社員 |
給与 | 基本給185,000円~ 資格手当などあり |
勤務時間 | 10:30~19:30 |
年間休日 | 122日(シフト制) |
福利厚生 | 健康保険、厚生年金保険 雇用保険など |
交通費 | 全額支給 |
ここは大切な部分ですよね。
求人情報を探す際、みなさんそれぞれ基準があると思いますが、ネットに記載されている情報だけでは分かりにくい部分もあるかと思います。
実際に聞いてみると思っていた条件とは違ったりということも…。
説明会などで疑問に思うことがある際、無理をして聞くと相手の印象が悪くなってしまう可能性もあります。
そのためオブラートに包んで聞くことができれば、理想的だと思います。
説明会
4年生の8月上旬、1時間ほど
施設長の方が直接説明してくださり、その後施設の中を案内していただきました。
主に各階の子供たちの暮らすスペースを見せていただきました。
一次面接
4年生の8月下旬、2時間弱
事前に「1日分の献立作成」と作文「児童福祉施設においての栄養士の役割について」の内容を考えてきて下さいと言われていました。
「私は、母子家庭で育ったので母は毎日忙しくなかなか一緒に過ごすことができませんでした。しかし母はどんなに忙しくても食事だけは手を抜きませんでした。そんな母が作ってくれる食事から愛情を感じてきました。なので私も母のように食事から子供たちに愛情を伝え成長を支えていきたいです。」
また、簡単な面接がありました。
面接官は3名(施設長、主任保育士、栄養士)でした。
最終面接
4年生の9月上旬、15分ほど
理事長との面接でした。
理事長には初めて会い、そのまま最終面接ということだったので、非常に緊張しました。
どんな質問をされるのだろうと色々と考えていましたが、ほとんど理事長がお話しをして下さり、私はいくつかの質問に答える形でした。
実際に聞かれた質問
- 自己㏚
- どうして管理栄養士になりたいと思ったのか
- 得意な料理
- 趣味
- 子どもたちにとって児童養護施設とはどんな場所?
- 栄養士として働くことにどんな不安があるか
- 分からないことがあった時どうするか
内定受理後の流れと内定辞退
冒頭にも書いたように私は、この施設からの内定を1度受理しました。
内定受理後は、メールで理事長と連絡を取っており、前任の栄養士さんが退職するため、業務を引き継ぐために1月から研修をすることになっていました。
しかし、研修初日にまさかの言葉を聞き、、、とてもとても悩みましたが…、内定を辞退することにしました……。
その時の流れになります。
内定を受理9月下旬「内定承諾書」にサイン
⇩
研修初日1月中旬
⇩
内定辞退1月下旬
ちなみに私が内定を辞退するのは今回で2度目になります、、。
1度目は、【内定獲得】~15分自己PR~管理栄養士の特別養護老人ホームでの就活体験談をお読みください◎
理由
これが、内定を辞退すると決めた最大の理由です。
10:30~19:30の勤務だけでなく、am5:30~14:30の勤務がシフトによってあると調理師さんから言われ「きちんと出勤できるのか?」と厳しく問われました。
私は、電車で通勤予定だったため朝の5時30分に間に合うように通勤なんて、とても出来ません、、。
この勤務時間については、研修初日に初めて聞いたもので、説明会時に知っていればこの施設の採用試験を受けることはなかったです。
「一から教えてもらえる」と思っていた私の考えが甘かった部分もあると思います。
しかし、大学で学ぶのは知識ばかり、実務的な内容はほとんど身についておらず、教えてもらわなければ、何もできないのが、新卒の現状かなと思います。(私だけかもしれませんが…。)
栄養士さんに指示を仰ごうと研修中にいくつも質問をしましたが、全く!答えてもらえず(目も合わせてもらえない)私はどうしたらいいのか分かりませんでした…。
パートさんによると栄養士さんは「すごく人見知りでどうしようもないから…。」ということで…。
そもそも普通に話してすらもらえない、、4月から1人で働く自信が全くなくなってしまいました。
施設側の希望(若くて新しい力が欲しい)と調理場側の希望(当然調理経験者)が食い違っていたのです。
調理師さんから「調理経験のない人がいても、何の役にも立たないし、むしろ迷惑。栄養士の方が、立場的に上なんだから全て出来て当たり前でしょ。俺は何も教えない。むしろ指示を出してくれないと困るから!」と初日に何度も厳しく言われました。
内定辞退の経緯
研修初日が終わり、その日の夜、母にこの日あった全てを話しました。
私の中では、「4月からこの施設で働くのは、精神的に厳しい…そもそも始発にも間に合わない時間からの勤務なんて現実的に無理、、内定は辞退する…?」という気持ちと「自分が甘ったれてるだけで、これくらい頑張らないと我慢しないといけないのかな……。」という気持ちが入り混じっていました。
内定をいただけた時、私なんかにはとても手が届かないと思っていたので本当に驚き、そしてとてもとても嬉しくて舞い上がっていました。
4月から栄養士として不安ながら一生懸命頑張ろうと思っていただけに、辞退を決断することは非常に難しく辛いものでした。
私の家族も内定をいただけ、働けることを喜んでいたのでとても心苦しかったです…。
また、時期も1月下旬ということでこんな時期に内定を辞退し、新卒が就職できるような求人が出ているのか?
国家試験の勉強と同時に、再度就活をやり直さなければいけないリスクの大きさに不安で一杯でした。
母は、「今回のことで私が悪いことは1つもない。4月に働き始めてから気づくより、まだこの段階で気づけて良かったと思って、内定辞退しよう。」と優しく言ってくれました。
自分の気持ちをまとめ、内定を辞退したいと理事長に連絡するのは、とても勇気がいることでした。
まず電話で伝え、そのあと直接会って話をし、内定を辞退しました。
1月下旬という時期で、施設側にも大きな迷惑がかかってしまいました。
しかし、私は今この時すごくすごくつらい状況の中で、就活をやり直すと決断し、前に進むことができ本当に良かったと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
採用試験を受けた2つの施設のうち両方から内定をいただけ、私の就活はスムーズに終わったと思っていました。
しかし、そうではなく、今働いている職場(保育園)にたどり着くまで本当に色々なことがありました…。
就活において内定をもらうことがゴールのように感じると思いますが、実際はそうではありません!
その先が大切です。
私のように失敗することなく、みなさんが理想の職場に出会えることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました◎
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません